涙腺破壊

　そもそも、事の発端はコンタクトを落としたことから…

　コンタクトを落とすなんてよくある事（それも問題？）なのだが、そのときは訳が違ったのである。いま、まさに出かけようと車を出した数分後、左目のレンズがポロリと…!?!!

その日は、前の月から楽しみにしていた、友人宅でのホームパーティ☆
「両親が旅行で居ないの！」

　この言葉に「なんてアメリカンなっっ」と胸躍らせていたわけです、私、一ヶ月前から。当日朝も、６時起床で朝から用事を済ませ一日フル活動。そして日も落ちた夕方５時。慌しく車を出し「いざ、ゆかん！」と意気込んだそのとき、事件は起きたのであーる。

　大きな通りに出る寸前で助かった…慌ててバックして入った人んちの駐車場。片目の残ったコンタクトをはずし、カバンの中から（壊れた）眼鏡を取り出す。

　ひとまず家に帰り、コンタクトを探す…も全然ない。懐中電灯がこわれて無いからと、家から延長コードで繋ぎまくった裸電球でそこたらじゅう見るも、全然々なーい。母の次は父、さらに弟による大捜索もむなしく、途方に暮れる人。…なんてどんくさい…

　夜の運転が苦手な上に壊れた眼鏡（フレームが割れてレンズが歪んでる状態）での運転が不安で。親は「また今度にすれば？」などと言い出し…確かに運転するの不安やし、今さらいっても遅いやろうし…そして苦渋の決断「い、行かない！」……と決めたものの、心の中では悲しくて悲しくて。

　悲しくなりながら、断りの電話を友人にしていたらば、ついに泣き出してしまった人ｗ …最近（お酒が入ると）涙もろくなったな、とは思っていたけれど、なぜかここまでとは…。この電話で、友人がビックリして（そりゃそうだ）迎えにきてくれることに。それでまた涙。この事を知った父が「いい友達やのぅ」とか言うもんだから、また涙。車ん中で友人に事のいきさつを話して涙々。そして、友人が用意してくれた食事…一口目の豚の角煮で…（半分が優しさで出来ていた、マジで）

　今日の日を楽しみにしていたこと、自分のどんくささ、家族の優しさ、そして友達…色んなことがぐるぐるして、気持ちが高ぶって、涙腺がバカにｗ なにはともあれ、温かく迎えてくれた友人らと、美味しいご飯ですっかり涙も止まり、楽しい夜を過ごすことができました。いやはや、みなみな様に感謝でございます。

来年分も泣いた感があるぞ