ろうそくの火ってホント優しいんです

たまゆらDay's リースやキャンドルを手作りできる、素敵なユウコさん企画のちらしを作らさせていただきました!「なにげない日常に微笑みを」こんな優しいコンセプトからイメージしたのは「普段の生活をまるごとリース!」でした…デザエナ、力技であります…。

 それはお気に入りのソファーだったり、最近ドーナツにハマってることとか、お風呂に入るときはおもちゃを浮かべないと寂しいし、小学生のときから買ってるインコが鳴いて朝起きたりする、そんなとある人の、とあるごくごくフツーな毎日を一枚の紙の上に束ねてみました。イベント期間中は色んな人が色んなリースやキャンドルを作って、それはやっぱりみんな全然違う物。その人柄や生活が色濃く作品に反映されて、そしてそんな作品たちはまた、生活の一部となり“毎日”に溶け込んでいく…そんなハッピーな企画のお手伝いが出来て、今回もまた幸せです。


 会場となる、花詩織りさん。花屋さんとカフェがくっついた(本気で)素敵な場所でした。私は打ち合わせのため、夜、お店が終わってからお邪魔したのですが。窓際に並んだガラスの小ビン、天井につるされた枝の小さな飾りはまるでダンスしているかのように楽しげで、ヒツジのようなもこもこ座布団にアンティークなストーブ…。そんな温かなカフェとは真逆に、花屋さんではショーケースに入った鮮やかな花々が蛍光灯の青白い光に照らされて、カフェスペースとはまた違った近代的な美しさを放っていました…。あぁ…このギャップ、この雰囲気…全てがストライクゾーンで倒れそう(笑)。

 いつも自分の作品が一番大好きな自画賛デザイナーの私も、この花詩織りさんの素敵っぷりを表現できなかったことが残念でなりません。チーズケーキがオススメなんだとか。次回は昼間、明るいときにまた違った顔を見せてくれるであろう花詩織りさんに、期待に胸膨らませて遊びに行きたいと思います!

 長くなっていますが…(笑)。今回のちらし製作にあたり、なんだかろうそくが気になる存在になってきました。正直、前まではそんなに興味無かったのですが。打ち合わせのときにユウコさんが、ろうそくに火をつけてくれたんです。たしか白色から鮮やかなブルーのグラデーションになったものだったハズ(違ってたらごめんなさい)。けっこう大きな台形型のろうそくで、最初「これは長持ちしそうだなァ」ってぐらいの感想だったんですけど、ユウコさんの言葉にはっとさせられたのです。

 「このろうそくの中心にたまったロウを、丹念にとってあげていくと、真ん中がすっぽりあいて、このろうそく自体が“カサ”になるんだよ。ろうそくを育ててあげる感じ…」

 この言葉を聞いたとき、なんか妙に感動してしまいました。ただひ灯かりを楽しむとか、いい香りがする…それで終わりじゃなくて、ちゃんと気持ちをこめて手を入れてゆく、愛情を注いであげる、そういう作業とか時間をつくることとかホント大事だなぁと。大事にすればするほど自分にもその愛が返ってくる。例えばこのろうそく。カサが出来ていく過程、そしてそこから溢れる灯かり…わーーなんて素敵っっ!
 毎日毎日をただ消費していくばかりだった私にとって、かなりの衝撃でした。そしたら急に、すごくすごくこのろうそくを育ててあげたくなって、愛しくなって、ユウコさんのなのに持ちかえろうする始末(笑)

 いまはその優しい時間を作ろうとしているんだけど、いずれ自然とごくごくフツーに生活の一部として、ろうそくに灯かりをともすことができると素敵だなぁと夢見ています…

2 COMMENTS

つよ!

ステキなフライヤンに
ステキな紹介文だね。
ろうそくの火を見て、ゆっくりしたい気分に
なりやした。

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